お金の価値を考え直したい人におすすめする「お金2.0」

2020.01.26 Sunday

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    ビジネス書100冊読破企画▶第12冊目 お金2.0

    ■「お金2.0」の概要を紹介します



    「ビジネス書100冊 読破 企画」の第12冊目です。
    "お金"への価値観に違和感を抱く人に、「お金2.0」を読んでもらいたい理由を解説します。
    本書を読むことで、社会がお金を中心とすることに限界が来つつあるということが分かります。

    私たちはなぜ資本主義に不信感を持ち出したのか?
    私たちはこれから、お金以外の何を信じればいいのか?
    そんな疑問に、「お金2.0」は1つのアンサーを出しています。





    ■「お金2.0」はお金の価値に疑問を持つ人にこそおすすめ


    次のような人は是非、この本を読んでください。

    ✔この本をおすすめする人

    • お金を稼ぐだけの生活に違和感を持っている人

    • 今の世間の価値観では、豊かになれない気がする人


    本書では、次のことを解説しながら新しい価値観が中心になる未来を予想しています。

    • お金の正体
    • 全ての価値に適応できない「お金」の限界
    • 経済の形を変えるテクノロジー

    「お金2.0」では、今のお金の在り方は、本来の姿からどんどん歪なものになってきたことを明らかにしました。
    私は働き出してお金の価値に疑問を抱くようになりましたが、本書を読むことでその「もやもやの正体」がはっきりします。

    生活費を稼ぐためだけに働く生活に違和感がある人は、「お金2.0」を読むことで、その違和感の正体と向き合うことになります。
    変わっていく社会のなかで自分はどうしたいか、いち早く考えたいのであれば、「お金2.0」を読んでみませんか。



    ■「お金2.0」を読めば「お金の限界」と「これからの価値観」が分かる




    「お金2.0」では、お金について次のように説明しています。

    お金ができた理由は「価値」という漠然としたものをうまくやりとりするためであり、
    お金には価値の保存・尺度・交換の役割があると言われています

    もう少しかみ砕くと、物々交換をより便利にするため、好きな時に「価値」を使えるように工夫されてきたものの現在の姿が「お金」です。
    つまり、本来お金とは、人が助け合って生活するためのただのツールに過ぎません。

    しかし今、お金というツールは
    • 現代の人が価値と認識するモノゴトに「値段」がつけられない
    • 金融商品・株など、生活と離れた場所でお金が増殖している

    といった限界が明らかになってきています。 そんな中、会社から給料をもらっているだけでいいのか?、提供する価値を認識しないまま働いていていいのか?
    「お金2.0」では、「価値主義」というお金になる前の「価値」自体を重視する新しい価値観とともに一つの答えを出しています。

    「お金2.0」の概要は以上となります。
    本書を読むか迷っている人は、引き続きイーナの読書メモを読んで参考にしてください。



    ■お金2.0 ― イーナの読み方


    「価値を交換する」ツールとしてのお金の限界




    「お金2.0」では、価値経済という新しい価値観が生まれる理由として

    • 資本主義の限界
    • テクノロジーの発展による新しい経済の形

    この2つを上げています。
    まずは「資本主義の限界」について紹介していきますね。



    行き過ぎた資本主義


    今の資本主義の社会では、実は2つの経済によって成立しています。
    一つを消費経済、もう一つを資産経済と呼びます。

    • 消費経済
       労働して給料をもらう、買い物をして料金を払う等、生活と対応して回っている経済
    • 資産経済
       株や不動産のように、お金からお金を生み出すことで回っている経済

    一つ目の「消費経済」は私たちの生活と連動しています。
    一方で、株や金利収入で生活しているような「資産経済」の恩恵を受けている資本家は、あまり周りにいませんよね。
    しかし、世界に流通しているお金の9割は「資産経済」から生まれています。

    不思議で堪りませんが、消費に時間がかかるのに対し、お金からお金が生まれるのは一瞬です。
    「資産経済」には実体がなく、ただのデータのやりとりで完結しているからです。
    一方で、環境問題や過剰供給によって人は消費をしなくっています。

    つまり、
      「消費経済」の縮小 = 企業の活動の縮小
               ↓          
           「資本経済」の投資先が少なくなる
               ↓          
      資本家たちは「お金」を持っているが「投資先」がない

    このように、資本家たちはお金を余らせており、実は簡単に資金が調達できる状況になっています。
    言い換えれば、希少性のなくなったお金の価値は下がり続けていて、むしろ簡単に増やせない信頼や個性、時間の価値が上がってきています。
    お金を中心とする資本主義は、破綻する未来が見えてきているのです。



    お金が表現できない「価値」




    もう一つ、資本主義の限界の理由となるのが、資本主義にとっての価値と、私たち人間が考える価値の間に大きな溝ができていることです。
    ここで、<価値>について整理してみます。
    「お金2.0」では、<価値>を更に次の3種類の価値に分けています。

    • 1.有用性としての価値
       役に立つかどうか?で測る価値
    • 2.内面的な価値
       楽しい、嬉しいなど、精神的にポジティブな効果があるか?で測る価値
    • 3.社会的な価値
       ボランティアのように、社会をよくするかどうか?で測る価値

    こうして分けてみると、お金で交換できる<価値>は「1.有用性としての価値」だけですね。
    しかし、私たちは実際には「2.内面的な価値」や「3.社会的な価値」を素晴らしいのもだと感じます。
    そして、モノの供給が過剰になっている現在、より「2.内面的な価値」や「3.社会的な価値」の価値は高まっていきます

    「お金2.0」では、その社会に適応する価値観として価値主義を挙げました。



    資本主義の次にくる価値主義とは




    本書では、これから「価値経済」の時代になると説いています。
    価値主義では、「1.有用性としての価値」、「2.内面的な価値」、「3.社会的な価値」すべてに価値を見出します。
    資本主義では評価されなかったものが評価されるようになるということです。

    少しふわっとした言い方ですよね。実際の例をあげると、

    • 日常を発信しているyoutuberが動画からの収益だけで生活する
    • Instagramerが企業からの商品を提供される

    今はまだ、お金というツールで最終的な価値が提供されていますが、そこにお金を払う価値観は「価値主義」に従っていると言えるでしょう。
    「価値主義」という価値観は夢物語ではありません。
    単純にモノを作ればいい、売ればいいという時代はとっくに過去の話になっているのです。

    正直、そんな社会でどう生きればいいのか途方にくれてしまいますね。
    「お金2.0」では、私たちがどう生きていけばいいかについても触れています。
    詳しくは自分の目で確認してもらうことにして、最後に一文だけ引用しておきます。
    重要なのは自分自身と向き合った上で、自分の情熱を発見し、自らの価値を大事に育てていくことだと私は思っています。
    「お金2.0」佐藤航陽





    お金2.0 新しい経済のルールと生き方 [ 佐藤航陽 ]



    Amazonの方が少し安いみたいです(2020/1/26)



    ■まとめ


    「お金2.0」では、

    • 資本主義の限界
    • テクノロジーの発展による新しい経済の形

    が理由となり、資本主義という価値観が変わっていくことを予想しています。
    そして、新しく人々に受け入れられる価値観として価値主義を提唱しています。
    価値主義が中心となる社会では

    • 1.有用性としての価値
       役に立つかどうか?で測る価値
    • 2.内面的な価値
       楽しい、嬉しいなど、精神的にポジティブな効果があるか?で測る価値
    • 3.社会的な価値
       ボランティアのように、社会をよくするかどうか?で測る価値

    これら3つの価値が求められることになります。

    「お金2.0」では、今回触れなかった「お金の正体」や「経済の形を変えるテクノロジーの発展」、そして「価値主義の社会でどう生きるべきか?」についても解説しています。

    今の価値観に違和感がある、未来の価値観にいち早く適応したいと思った人は、是非「お金2.0」を読んでみてください。


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