話し合いを問題解決に導きたい人におすすめする「話す技術・聞く技術」

2020.02.06 Thursday

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    ビジネス書100冊読破企画▶第15冊目 話す技術・聞く技術

    ■「話す技術・聞く技術」の概要を紹介します



    「ビジネス書100冊 読破 企画」の第15冊目です。

    「話し合う」ことが苦手な人に「話す技術・聞く技術」を読んでみてほしい理由を解説します。

    「話す技術・聞く技術」の一番のポイントはトラブルを解決するための話し合いこそ感情を大切にすることです。
    「そんなの当たり前じゃないか」と思った人はきっとこの本を読まなくても大丈夫です。
    「問題に対処するときの話し合いこそロジカルに対応すべきだ」と思っている人は、是非「話す技術・聞く技術」を読んでみてください。




    ■「話す技術・聞く技術」は「話し合い」を苦手とする理性的な人におすすめ


    次の条件に当てはまる人は、「話す技術・聞く技術」を読むことをおすすめします。

    ✔この本をおすすめする人

    • 人と話し合うことで、なぜか消耗してしまう人

    • 話し合いで問題が解決しなかった経験が多い人

    私は「話し合いは論理的に進めるべきだ」と思っていました。
    しかし本書を読んで、感情を持った人間が話し合う以上、感情を無視することこそ非合理的な行為であるということに気づきました。
    むしろ、話し合いがうまく進んでいないときは、感情が悪い影響を及ぼしていることが多いのです。



    ■「話す技術・聞く技術」を読めば、3つの「困難な話し合い」への対処が分かる




    本書では、会話による問題解決を困難にする状況を3つ挙げています。

    • 1.何があったかを巡る会話
    • 2.感情を巡る会話
    • 3.アイデンティティを脅かす会話
    「1.何があったかを巡る会話」というのは、「誰が正しいか」や「誰が何をする"べき"だったか」を論点にしてしまう会話を指します。
    「こんなことが起こったに違いない」、「あの人はこう思っていたに違いない」といった「思い込み」がこの会話を発生させてしまいます。
    まずは先入観をなくして、相手の話を聞くことから始めないとどうすれば本当に問題が解決するかは分かりません。

    「2.感情を巡る会話」や「3.アイデンティティに関わる会話」は、話し合いに大きな感情が伴います。
    その結果、互いに冷静さを欠き、生産的な会話ができなくなってしまいます。

    「話す技術・書く技術」では、以上の3つの会話が問題解決を阻む理由と、その対処法を解説しています。

    以上が「話す技術・聞く技術」の概要です。
    本書を読むか迷っている人は、引き続きイーナの読書メモを読んで参考にしてください。



    ■話す技術・聞く技術 ― イーナの読み方 ―





    会話による問題解決を困難にする状況は次の3つでした。

    • 1.何があったかを巡る会話
    • 2.感情を巡る会話
    • 3.アイデンティティに関わる会話

    この状況を回避することは難しいですが、「本書」ではこの状況になったときでも、話し合いを健全に進めるための対処法を解説しています。

    今回は、
    • 3つの状況が問題解決を困難にする理由
    • 3つの状況に陥らないための5つの「心がけ」
    に分けて、少し紹介していきます。


    3つの状況が問題解決を困難にする理由




    「何があったかを巡る会話」は不毛


    「何があったかを巡る会話」というのは、「誰が正しいか」や「誰が何をする"べき"だったか」を論点にします。
    「思い込み」がぶつかり合い、誰かを責めるような会話になってしまいます。
    しかし、責められた方は自分を守ることにエネルギーを使い、肝心の問題解決が進みません。

    お互いに何を認識し、何を意図した結果、問題が起こってしまったのか。このことについて話した方が健全ですね。



    「感情」が論点かもしれない



    話し合いのどちらか、あるいは両方が怒りや悲しみ、羞恥などの強い感情を抱く会話を「感情をめぐる会話」と呼んでいます。
    次のような会話が当てはまります。

    • 相手のミスを責める
    • 悪い知らせを伝える

    「感情をめぐる会話」をするとき、多くの人は「感情的に」ならないよう、自分の感情を抑えようとします。
    しかし、あなたのその「感情」が生まれてしまったことこそ、最も話し合うべきことかもしれません。

    ここを解決せずに表面上の会話だけしても、問題は解決しません。
    それどころか、今後の相手との関係が悪くなる可能性すらあります。



    「自己イメージ」が脅かされると人は動揺する



    最後の「アイデンティティに関わる会話」とは、その会話をすることで自分の自己イメージと相手から見た自分が違うことが突きつけられる会話を指します。
    自分のことを仕事ができると思っているのに、「あなたはミスばかりだ」と批判されるような会話です。

    「自己イメージ」が脅かされると人は大きく動揺します。
    動揺することで

    • 会話に集中できない
    • 反射的に自己防衛のための会話になる
    といった悪影響があります。

    自分が動揺していることを自覚すること、必要であれば相手にそれを伝えることが、健全な会話の一歩となります。



    3つの状況に陥らないための5つの「心がけ」





    最後に、問題解決を阻む3つの条件、それぞれに陥らないために注意すべきことを紹介します。

    まず、「1.何があったかを巡る会話」で不毛な責め合いをしないために、

    • 何が「正しい」かに決着をつけることは大切ではない
    • 相手を責めても問題は解決しない
    • 相手の意図や持っている情報を聞いてから話を進める
    このことを意識することが大切です。
    自分の「思い込み」を相手に納得させるのではなく、お互いの「思い込み」を認識し合あって問題を探っていきましょう。
    あなたが話を聞けば、相手もあなたの話を聞きます。

    また、「2.感情を巡る会話」や「3.アイデンティティに関わる会話」では、
    • お互いの感情を、落ち着いて説明し合う
    • 自分の動揺を自分で把握する
    以上のことが大切になります。

    自分も相手も、「大きな感情に振り回されそうになっている」ことに向き合いましょう。
    お互いの感情が生まれてしまったことも問題の一部です。

    「話す技術・聞く技術」で解説されている技術は一朝一夕で身につくものではありません。
    まずは話し合いをするときの自分の気持ちに向き合うことから始めてみませんか。




    話す技術・聞く技術―交渉で最高の成果を引き出す「3つの会話」

     




    ■まとめ


    「話す技術・聞く技術」では、次の3つの状況を「問題解決を困難にする会話」としています。

    • 1.何があったかを巡る会話
    • 2.感情を巡る会話
    • 3.アイデンティティを脅かす

    また、この会話のなかでも「建設的に問題解決を進める5つの心がけ」を解説しています。

    • 何が「正しい」かに決着をつけることは大切ではない
    • 相手を責めても問題は解決しない
    • 相手の意図や持っている情報を聞いてから話を進める
    • お互いの感情を、落ち着いて説明し合う
    • 自分の動揺を自分で把握する

    本書で紹介されているテクニックは、すぐに理解したり実践できるようなものではありません。
    しかし、人とのコミュニケーションを続ける限り大切なテクニックなので、向き合う価値はありますね。



    「話す技術・聞く技術」では、他にも「話をするべきかどうかの基準」や「読者からの10の質問への回答」なども紹介しています。
    話し合いで今まで消耗していた人は、是非「話す技術・聞く技術」を読んでみてください。


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