情報の取捨選択ができず、思考をまとめられない人にオススメする「思考の整理学」

2020.01.09 Thursday

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    ビジネス書100冊読破企画 第6冊目▶思考の整理学

    ■「思考の整理学」の概要を紹介します


    「ビジネス書100冊 読破 企画」の第6冊目です。
    今回は、アイデアを形にすることが苦手な人におすすめする『思考の整理学』を紹介します。
    本書は「東大生・京大生が読まれる本」としても有名なビジネス書です。
    本書で取り上げられている「思考の整理方法」は著者の経験や脳の構造を踏まえたうえで、思考を整理する方法が取り上げられており、 エッセイとして楽しみながらも、思考のまとめ方に関する知見が得られます。

    著者は英文学の研究者、外山滋比古氏で、本書は ビジネスマンだけでなく、研究者などの知的生産に関わる人々に向けられた本です。
    東大生・京大生から最も読まれた本としても有名であり、 多様な読者から読まれ続け、販売部数は200万部を突破しています。


    ■アイデアを「考え」に昇華するのが苦手な人におすすめ


    次の条件が当てはまる人は、本書を読むことをおススメします。

    • 情報を集めて、それ以上のことができない人
    • アイデアはあるのに考えがまとめられない人

    本書では

    • 人間の脳が思考しやすい状態
    • 思考を整理する方法

    について著者の考えが述べられています。
    脳の性質を考察したうえで、実際にどうすれば思考を整理しやすくなるのか、方法論も語られているので、気になる人は読んでみてください。


    また、当記事の「イーナの解釈」では実際に本を読んだイーナが重要だと思ったポイントをまとめました。
    本を読むか迷っている人は、一度記事に目を通してみてください。

    ※本の内容を単純に要約している訳ではありません。
    「解釈」としている通り、イーナの考えにより意味が変わっている可能性があるので、実際に書籍も読まれることをお勧めします。


    ■思考の整理学 ― イーナの解釈


    ひと昔前は、「仕事」の方法を知っている人、覚えている人が求められていました。
    物事を記憶して、好きなときに再生できる能力を持っているのは人間だけだったからです。
    しかし、コンピュータの登場でその状況は一変します。
    登場したコンピュータは人間以上に「記録と再生」が得意なため、人間の記憶力や知識量は重視されなくなり、コンピュータが苦手とする「思考する」という行為の方が重要視されるようになってきました。


    では、実際に「記録と再生」する脳から「思考する」脳に変化さえるにはどうすればいいでしょうか。
    具体的な方法に移る前に、『思考の整理学』では「思考する」脳をどのように捉えているのか紹介します。


    思考する脳は「工場」である


    『思考する整理学』では、記録するだけの脳と、思考する脳を次のように例えています。

    • 記録するだけの脳は“倉庫”
    • 思考する脳は“工場”


    この二つの違いは何かというと、情報の流動性です。
    思考している脳は、工場のように情報が加工されていきます。
    効率的に加工していくためには、加工するためのスペースがある程度必要になります。
    加工するための素材(=情報)は必要になりますが、それだけで脳をいっぱいにしていると、加工できなくなってしまいますよね。
    一方で、記録するだけの脳はスペースいっぱいに情報が詰め込まれており、加工する余裕がありません。

    これからは「工場」型の脳を持つ人が求められますが、ほとんどの人は「倉庫」型の脳になっているのではないでしょうか。
    学校での教育は、知識量の多さを評価するシステムになっているため、 獲得する知識に優先度は付けても、本当に必要かどうか?といった判断をしている人は少ないように思われます。
    では、倉庫になっている脳を工場として稼働するにはどうすればいいでしょうか?
    倉庫にスペースをつくるための「忘却」が鍵となります。

    ノートは情報を忘却させ、淘汰させ、熟成させる


    脳に思考するスペースを作るためには、既に蓄積されている知識を捨てる、 すなわち忘れる必要があります。
    『思考の整理学』では、健全に忘れる手段として「ノートをとる」ことを紹介しています。
    実は記録をとると、その情報は外部に保管されているという安心感から、かえって忘れやすくなる効果があるためです。
    また、アイデアをノートに書き留めることで、忘却させるだけでなく

    • アイデアを客観視させる効果
    • アイデアを熟成させる効果

    も得られます。
    それぞれどのような効果なのか、少し紹介します。



    思いつきを客観視する


    メモをとったけど、後から見ると大したことじゃなかったという経験はありませんか?
    メモをとったときは大切だと思ったことでも、時間がたって冷静になればそうでないケースがあります。
    時間的に距離をおいて振り返ることで、その内容を冷静に見ることができるため、本当に大切な情報をフィルタリングする効果が得られます。
    ノートをとって見返すという単純なことなので、ぜひ実践してみてください。


    思いつきを熟成させる


    時間をおいて振り返ると、大切でないと思うメモがある一方で、 メモをした時よりも、大切に思うこと、あるいは興味深く思えることもあります。
    元々それらは、フィルタリングに耐えうる、価値情報だったということです。
    または、時間をおいている間、あなたが吸収した知識や経験が、その情報の価値を気づかせてくれた可能性もあります。

    このように、ノートに情報を書き留めるという行為は、アイデアを磨く助けとなります。
    もしメモをするだけで、見直していないノートがあったら振り返ってみてください。


    思考の整理学 ノートに記録する効果

    ■まとめ



    コンピュータの登場により、情報を加工し思考する「工場」型の脳の人が求められるようになります。
    知識を蓄積しているだけの「倉庫」型の人が「工場」型に変わるためには、記憶の「忘却」がポイントになります。
    『思考の整理学』では、忘却する一つの手段として、「ノートをとる」ことを紹介して おり、「ノートをとる」ことで次の効果が期待できます。

    • 情報を見返せるという安心感により忘れやすくなる
    • 時間をおいて振り返ることができるため、冷静に情報の価値を判断できる
    • 時間をおいている間に吸収した知識や経験により、情報の価値に気付ける

    書籍では他にも、考えのまとめ方、思考する脳の重要性などが、軽やかな論調で紹介しています。
    エッセイとしても面白いので気になった方は書籍も読んでみてください。



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