変化する社会を攻略したい人におすすめする「WORK SHIFT」

2020.01.11 Saturday

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    ビジネス書100冊読破企画 第7冊目▶WORK SHIFT





    ■「WORK SHIFT」の概要を紹介します


    「ビジネス書100冊 読破 企画」の第7冊目です。
    今起こりつつある社会の変化を見つめ直し、今後どう生きていけばよいか不安を抱いている人に「WORK SHIFT」をオススメする理由を解説します。

    本書は今から8年も前の2012年に発売されています。
    2020年になった今読んでみると、「WORK SHIFT」で予想されていた<未来>を迎えつつあることに驚きました
    それほど、本書では高精度に<未来>を予測しています。




    JUGEMテーマ:ビジネス書

    「WORK SHIFT」の著者


    本書の著者はロンドン・ビジネススクールで教授を務めるリンダ・グラットン女史。
    イギリスでは「世界のトップビジネス思想家15人」、「仕事の未来を予測する識者トップ200人」に名を連ねており、経営組織論の世界的権威でもある人物です。

    そんな彼女が、30ヵ国以上の様々なコミュニティから集まった、200名以上の参加者とともに進めた「働き方の未来コンソーシアム」で検討されたのが、 本書の描く<未来>です。
    やがて来る<未来>に備え、<今>起こっていることの意味を吟味したい人は、ぜひ本書を読んでみてください。



    ■ <未来>を攻略したい人におすすめ


    本書は、次の人にぜひ読んでもらいたい1冊となっています。

    ✔この本をおすすめする人

    • 技術のシンギュラリティ、経済のグローバル化など、大きな変化が起こりつつあることは分かるが、全貌が掴めない人

    • 世界が大きく変わっていく中で、人生の過ごし方はこのままでいいのか危機感を抱いている人


    『WORK SHIFT』では、2025年の<未来>を描くに当たって、

    • 2025年までに起こる大きな変化
    • 2025年から先を幸福に生きるために、私たちがシフトしなければならない3つのこと
    を述べています。
    タイトル『WORK SHIFT』にある通り、論点は「働き方がどのように変わるのか」ですが、 仕事が他人と関わる接点であり、生活の基盤となっている社会人には、そのまま人生の過ごし方に直結します。

    以下では、本書を読んだイーナが、自分なりに本書を咀嚼した内容をまとめています。
    読み方の一例として参考になればと思います。



    ■ WORK SHIFT ― イーナの読み方



    「WORK SHIFT」を読めば、「世界を変える5つの要因」が分かる





    『WORK SHIFT』では、<未来>が大きく変わっていく要因として、次の5つを挙げています。

    • テクノロジーの進化
    • グローバル化の進展
    • 人口構成の変化と長寿化
    • 社会の変化
    • エネルギー・環境問題の深刻化

    本書では更に、この5つの要因に関する32の現象も取り上げています。

    一例を挙げると、「テクノロジーの進化」に関する現象として
    • 世界の50億人がインターネットで結ばれる
    • 生産性が向上し続ける
    • 「ソーシャルな」参加が活発になる
    をはじめとする10の要因が紹介されています。

    他の要因についてもそれぞれ現象が分類されており、その変化を具体的な事例として思い浮かべることができるでしょう。

    言い換えてみれば、32の現象を5つの要因に分類し直しているとも言えます。
    そこで、イーナは自分なりに、これらの現象を「分類」ではなく、「因果関係」の観点で整理し直してみました



    世界をつくり変える「テクノロジー」





    世界を変える5つの要因と、実際に起きている32の現象の「因果関係」に着目してみると、
    「テクノロジーの進化」がほとんどの発端になっているのではなかという感想を抱きました。

    たとえば、「グローバル化」は

    • 世界中をリアルタイムでつなぐインターネット
    • 地球上のどこででも利用可能なクラウド
    などの、物理的な制約を取り払う「テクノロジー」によって実現されます。

    また、医療機器や治療薬などの「バイオテクノロジー」の進化によって、 「人口構成の変化と長寿化」が実現されてきています。

    そして、「テクノロジーの進化」によって支えられている「グローバル化」や「人口構成の変化と長寿化」は
    • 家族の在り方の変化
    • 余暇時間の増加
    などの「社会の変化」を引き起こすでしょう。

    同じように、「テクノロジー」が進化し、使用され続けることで
    • エネルギー価格の上昇
    • 環境上の惨事により住居を追われる人々の移住
    といった「エネルギー・環境問題の深刻化」が引き起こされるという見方をすることができます。

    このように、「テクノロジー」が世界を大きく変えているとするならば、未来を予想するために「テクノロジーの進化」を見極める必要があります。

    これは考察の一例ですので、あなた自身で32の現象を確認し、自分なりに<未来>を想像してみてください。



    変わる世界と変わらなければいけない私たち





    『WORK SHIFT』では、以上のような世界の変化を受けて、次の3つの面で「常識」を変えなければならないと訴えています。

    • 求められる人材は「ゼネラリスト」ではなく「連続スペシャリスト」
    • 生き残る戦略は「競争」ではなく「協創」
    • 幸福感を得るのは「モノの大量消費」ではなく「コトへの情熱の投資」

    それぞれについて、少し解説していきます。



    1.「広く浅くしている仕事」はなくなる


    インターネットの普及やロボットにより、次にような仕事は人がする必要がなくなります。

    • 知識だけあればできる仕事
    • 定型的な仕事

    そうすると、 インターネットから得られる情報やロボットの動きでは再現できないような 「スペシャリティ」が人間に求められるようになります。

    未来に備えて、現在これといったスキルがない人は、新しいスキルの獲得に向けて新たに勉強を始めてみることをおすすめします。
    専門性を獲得できるだけではなく、今のうちから新しく学ぶという習慣を身に着けられたら、<未来>に適応できる可能性はぐっと高まりますね。


    2.「競争」で消耗する戦い方では生き残れなくなる





    テクノロジーにより世界中がつながった今、仲間を見つけるのは容易になりました。
    そうやって繋がったコミュニティがひとたび大きな成果を残せば、個々で勝負している会社や組織は太刀打ちできなくなります
    世界に仲間をつくる障壁がなくなった世界では、「やるか、やらないか」という決定が「成功」を大きく左右することになるでしょう。
    決断を迫られたとき、迷わず「イエス」と言える環境やスキル、対応力が必要になりますね。

    世界中の人たちとつながり、分かり合うためには言語能力は必須になります。
    学習しても、国外の人たちと交流することに抵抗があるという人は、SNSを使えば文面だけでも交流も可能です。
    <未来>でコラボレーションするかもしれない仲間との人脈は、これから大きな武器になります。



    3. モノがあふれる世界では「消費」に際限がなくなる


    「テクノロジーの進化」により大量にモノが生産され、「グローバル化」により一瞬で流通されるようになれば、 モノを消費することに希少価値も意義も見いだせなくなります。
    また、「テクノロジーの進化」で人間との交流がバーチャル化し、孤独を感じる人が増える<未来>では、 同じ情熱を持つ仲間との関係が幸福感に大きく影響すると考えられています。
    一緒に情熱をもって、ひとつのコトに取り組む濃密な人間関係が孤独感を和らげる大切な要素となります。

    現在でも既に、モノの消費よりもコトの体験に興味が移っている人は少なくないと思います。
    <未来>へのシフトとして、余暇で楽しんでいたコトを極めたり、そのなかで新たな人間関係をつくってみてはいかがでしょうか。



    ■ WORK SHIFT - まとめ -


    『WORK SHIFT』2025年の<未来>を予想しており、それらの<未来>を招く要因として次の5つを挙げています。

    • テクノロジーの進化
    • グローバル化の進展
    • 人口構成の変化と長寿化
    • 社会の変化
    • エネルギー・環境問題の深刻化

    また、これらの未来で主体的に生きるために、3つの常識のシフトをしなければならないと提言しています。
    • 求められる人材は「ゼネラリスト」である
    • 生き残る戦略は「競争」することである
    • 幸福感を得るのは「モノの大量消費」である

    本書は、<未来>について著者自身の見解を示し、その見解に基づいて、私たちの価値観について問題提起をしてくれます。
    しかし一方で、本書で紹介されるデータやストーリーを組み合わせることで、読者なりの<未来>を描ける余白を持ち合わせています。
    少し古い本ではありますが、得られるものは十分ありますよ。




    ワーク・シフト 孤独と貧困から自由になる働き方の未来図“2025” / リンダ・グラットン 【本】

     



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